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「帰一」和の心でひとつに/第三回 全国高等学校書道パフォーマンスグランプリ



2024年1月7日(日)イオンモール幕張新都心にて行われた、第三回 全国高等学校書道パフォーマンスグランプリ 決勝大会(以下、書道パフォーマンスグランプリ)にて、Atoa.が外部コーチを務める仙台育英学園高等学校書道部(以下、仙台育英書道部)が見事優勝。

三連覇という偉業を達成いたしました。


 

書道パフォーマンスグランプリとは

高校生による書道パフォーマンスの全国大会。夏の「書道パフォーマンス甲子園」に続き、冬の「書道パフォーマンスグランプリ」が2021年より開始いたしました。 詳しくはこちら(外部ページへ)



仙台育英書道部について

Atoa.は外部コーチとして、書道パフォーマンスの指導を行っています。

和太鼓に限らずさまざまな所作を通じて、和文化の奥深さや真髄と呼べる部分を生徒自身が体感し、その後の人生においても礎となるような指導を目指しています。


コロナ禍を経て生徒たちは大きく成長。

アーティストのミュージックビデオ出演や、Atoa.の公演はじめ県内外のイベントへ多数出演。その技量で、今や知名度を全国的に高めています。

詳しくはこちら

 

テーマ「帰一」に込めたもの

今回挑んだテーマは「帰一(きいつ)」。


「万法帰一(ばんぽういちにきす)、中心帰一(ちゅうしんいちにきす、ちゅうしんきいつ)」という言葉があります。

「ひとつにまとまる、ひとつに帰る」という意味です。


散り散りになりそうな時代だからこそ、仲間と手をつなぐ重要性。

そして進む先が道となるよう、未来への希望を込めて。


テーマの通り全員一丸となり、書、太鼓、舞、かけ声と目まぐるしく動きながら、壮大な世界観を表現。稀に見る接戦を制し見事優勝、三連覇となりました。

本当におめでとうございます。



 

Atoa.公式インスタグラムより抜粋

【帰一】(きいつ)


「万法帰一(ばんぽういちにきす)、中心帰一(ちゅうしんきいつ、ちゅうしんいちにきす)」と言うように、

「ひとつにまとまる、ひとつにかえる」という意味。


それぞれに散らばる点、散らばりそうになってしまう点と点を、島国の恵みを受けた私たちの中にある、潜在的に繋がっている「和の心」にて、ひとつになり、まとまる。

それはきっと道になる。


でもその道は、毎日大切に続けと願い、困難に立ち向かわなければ、きっと、すぐに途切れてしまう……。現代であれば、尚更に。


だからこそ、この仲間達と点と点を合わせ、だからこそ、この仲間達と手と手を合わせる。


そして、何より。


この月は、この仲間と眺めるからこそ美しく、

この道は、この仲間と歩むから未来へとつながるのです。

それが私たちの真ん中で、それが私のただ一点。


帰一

『緑樹影沈んで 魚木に登る景色あり 月海上に浮かんでは 兎も波を奔るか 面白の島の景色や』

(謡曲(能)「竹生島」より)


こんな壮大で、こんな難しい世界観に、嫌な顔ひとつせずに付き合ってくれる生徒たち。

そんな彼女らとの瞬間を、私が帰ってくる想いの、ただ一点にもさせていただいている……。


本当に、本当に、有難う。


仙台育英書道部 優勝の瞬間(撮影・高橋勅雄)
仙台育英書道部 優勝の瞬間(撮影・高橋勅雄)

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